リボ払いが減らずに、やばいかも…ついついやってしまいがちなNG行動とリボ地獄から抜け出す方法を解説します。

リボ払いが減らない

リボ払いとは？

　クレジットカードで何か商品を購入すると、通常は、翌月に商品の代金が銀行口座から引き落とされます。

　リボ払いは、クレジットカードの利用金額に関わらず、毎月一定額を支払うという支払方法です。リボ払いには、①定額方式と②残高スライド方式があります。

①定額方式

　支払残高に関わらず、あらかじめ設定した一定額を毎月支払う方式です。支払残高が残っている限り、支払いが続きます。

②残高スライド方式

　支払残高に応じて、毎月の支払額が段階的に増減する方式です。たとえば、支払残高が10万円を超えると返済額は2万円、20万円を超えると返済額は3万円という支払方法です。

リボ払いは、なぜやばいのか？

　世間では、リボ払いは、やばいと言われることがあります。その理由は、いくつかあります。

手数料が高い

　リボ払いの手数料は、カード会社によって異なりますが、年利15％～18％です。これは、消費者金融から借入の金利と同じ水準です。つまり、リボ払いは、消費者金融からの借入れと同じ金利を支払っているのです。

元金が減らない仕組み

　定額方式のリボ払いは、支払残高、つまり、元金が増えても、毎月支払う金額は一定です。つまり、増えた元金に対して、支払額が増えないので、支払残高がいつまでも減らないのです。

利用額が増えやすい

　リボ払いは、毎月一定額が銀行口座から引き落としされます。そうすると、ちゃんと支払っていると実感します。そして、支払いができている＝支払残高が減っていると勘違いしがちです。そのため、実際には、支払総額は減っていないにも関わらず、クレジットカードの利用が増えていくことが多いです。

リボ払いが、やばいと感じた場合のNG行動

　リボ払いで支払残高が減らずに、やばいと感じた際に、以下のような行動を取るのはNGです。多重債務に陥ってしまう典型です。

クレジットカードのキャッシング枠を利用する

　リボ払いを含むクレジットカードのショッピングの利用で返済ができず、キャッシング枠を利用して返済するケースがあります。

　借金自体は減っておらず、むしろ借金が増えており、根本的な解決になっていません。

他社のカードローンを利用する

　銀行、消費者金融のカードローンや他のクレジットカードのキャッシングを利用して返済するケースがあります。

　借金が増えているだけで、根本的な解決になっていません。

リボ払地獄から抜け出す方法

　リボ払いの支払いが終わらない、気づいたら支払総額がクレジットカードの上限いっぱいになっていたというリボ地獄から抜け出す方法として、以下のようなものが考えられます。

毎月の支払額を増やす

　毎月の支払額を増やせば、支払総額は減っていきます。注意が必要なのは、完済するまで追加でリボ払いを利用しないことです。

一括返済する

　金利の低いカードローン等から借りて、リボ払いの支払総額を一括返済することが考えられます。

　カードローンを利用するには審査があります。支払いを延滞していると、審査に通らないことがあります。また、金利は低くなっても、支払う必要がある元金が減るわけではありません。

任意整理をする

　弁護士に債務整理を依頼し、任意整理をすることが考えられます。

　任意整理のメリットは、金利・利息をカットできることです。つまり、確実に支払総額を減らすことができます。また、支払いを延滞している場合は、弁護士に依頼することで、督促が止めることができます。

よくある質問

リボ払いで、やばいと感じた方へ

　リボ払いの支払いができずに、クレジットカードのキャッシングを利用したり、カードローンを借りたり、ズルズルいくと、多重債務に陥ってしまいます。リボ払いで、やばいと感じた今こそ、向き合うチャンスです。

　一人で悩まず、まずは、お話しをお聞かせください。